都教組部活動アンケート集計結果(2023年1月~3月)

都教組部活動アンケートに173名の方がご協力くださいました。お忙しい中、アンケートにご協力くださったことに心より感謝いたします。

アンケート結果から、部活動顧問の長時間労働と精神的な負担である実態、早急な対策が必要であることが明らかになりました。すぐにでも部活動から教職員を解放することや学校から切り離すことが必要だとする声も少なくありません。負担軽減の具体策として、部活顧問を強制させない、部活活動日を減らす、外部指導員、地域移行などを希望する声が多く上げられました。

部活動の地域移行に関して、軽減は必要だが必ずしも地域移行を全面的に賛成するわけではない、とする意見が多いこともわかりました。一番多いのは、「外部指導員の積極的活用」が7割超、「顧問が必ず試合を引率する形態をとらず、外部指導員や地域クラブの指導者も引率可能とする」声が7割近くありました。地域移行(休日)は5割でした。地域移行への懸念としては、子どもの安全や保護者金銭的負担の懸念など複数あり、それらが解決に至らなければ全面的に賛成できないという意見が多くありました。 

都教組はこれらの声をもとに、都や区市町村に対して、学校における実態や要望等を十分把握して、部活動の地域移行を拙速にすすめず、平日の部活に関わる殊勤務手当の予算化、外部指導員補助の拡充、小中学校への大会引率を可能とする部活動指導員の採用、上部大会などの在り方の検討等を求めていきます。