都内学校現場では、管理職などから教職員へのパワハラ等のハラスメントが後を絶ちません。都教組では組合員はもちろん、未加入者からのハラスメント相談も受けつけています(下記電話または下記相談ページより)。
都教組では教職員のパワハラ等すべてのハラスメントの根絶を求めて、とりくみを強めています。
セクハラとマタハラについては、防止指針が都で作られ、区市町村教育委員会を通じて学校にも通知されています。それでもまだまだ学校ではセクハラやマタハラが起きています。
ようやくパワハラについても防止要綱がつくられ、服務違反となる処分事案になりました。区市町村教育委員会によっては相談窓口が設置されつつあります。都教委にもつくられました。しかし、思うように対応してくれない実態もあります。都教組に入って一緒にとりくむ
都教組では教職員のいのちと健康、身分を守り、笑顔で元気に教育活動がすすめられるよう、ハラスメント相談にのり、その是正に向けてとりくんでいます。
「これはパワハラ?」「どうしたらパワハラをやめさせられるの?」など、ご自身が疑問に思ったり考えたり、周囲で感じたりした場合には、すぐに都教組にご相談ください。
これまであった「パワー・ハラスメント」相談事例
- 指導の範囲を超えて管理職から怒鳴られたり暴言をはかれたりした。
- 具体的な課題の指摘ではなく、「人として問題がある」などと人格否定をされた。
- 子どもがいる前で授業を中断させられ、授業方法について指導された。
- 校長室に何時間も閉じ込められて指導を受けた。
- 具体的指導は1つもせずに、教職員としてふさわしくない、指導力がない、コミュニケーション力がないなどと説諭し続けられた。
- 朝、職員室で、新採だからと全員のお茶出しを強要された。
- 職場の飲み会で新採だから、若いからと、お酌を強要されたり、お酒を飲んだりすることを強要された。
- 新採、若いからと休日出勤や私的な会合への出席を強要された。
これまであった「セクシャル・ハラスメント」、「マタニティ・ハラスメント」相談事例
- 校長から今年は、妊娠はしないでほしいと言われた。
- 人事異動の面接で妊娠する予定なら異動してもらうと言われた。
- 校長に出産したことを報告したら、おめでとうの一言もなく、なんてことだ、また産育休代替を探さないといけないじゃないか、と強く言われた。
- 職場の飲み会の席で女性だからとお酌を強要された。
- 職場の飲み会でやたらと体を触ってきた。
- 職場の飲み会で卑猥な話をしてきた。
- 付き合っている人はいるのか、誰とつきあっているのか、としつこく聞かれた。
- 仕事上必要がないのに、個人的なメールアドレス等を聞かれた。
- 体をじろじろと見てきた。
- 顔や年齢、体型のことなどについていろいろ言われたり質問されたりした。
- 性自認や性的指向について聞いてきたり、揶揄したりしてきた。
*参考 2024年4月都教委作成「使命を全うする!~教職員の服務に関するガイドライン~」(一部にハラスメント関連の文書があります)