都教組では、2013年度より2019年度まで、東日本大震災被災地支援のとりくみの1つとして、いわき市を中心とした福島の子どもたちを東京に招き、海や山、施設等で楽しく遊び、のびのび、笑顔で過ごしてもらう「福島の子どもたちにのびのびタイムを」のとりくみをすすめてきました。しかし、コロナ禍によりこの4年間、とりくみをすすめることができませんでした。
今年度まで、再開に向けて検討を重ねてきましたが、現在、現地の小学生の皆さんは東日本大震災を経験していないこと、また、まだ除染されていない場所があったり、避難先から戻れない住民の皆さんがいたりするものの、福島では以前よりは制限なく遊び過ごすことができていること、また、東京にもご家族やご友人と自由に来られて、都教組の企画へのニーズがさほどないことなどの理由から、このとりくみを中止することとしました。
このとりくみの資金は、都教組の組合費以外に、組合員を中心とした教職員の皆さん、退職者の皆さん、都民の皆さんからのカンパです。加盟している全教からの支援もありました。ご協力、たいへんありがとうございました。次回開催に向けて集めていた約80万円のカンパ残金について、使途を検討した結果、福島の子どもたちを対象とし、学習、交流、体験等のイベントを行っているNPO法人「アースウォーカーズ」に寄付することとしました。「アースウォーカーズ」では常時、募金を集めているそうです。詳細は下記ホームページをご覧ください。これまで支援してくださった皆さんには、とりくみの中止およびカンパ残金の使途について、ご理解とご了解をお願いいたします。